抗VEGF硝子体注射|とみた眼科・皮フ科クリニック|京都府京丹後市 眼科・レーザー治療・日帰り白内障手術・コンタクトレンズ

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日帰り手術

眼 科

抗VEGF硝子体注射

抗VEGF硝子体注射は加齢黄斑変性症、糖尿病性黄斑浮腫や網膜静脈閉塞に伴う網膜浮腫の軽減を目的として
硝子体空内に抗VEGF薬剤を注入します。
当院で使用中の抗VEGF剤にはルセンティスとアイリーア、ベオビューがあります。
どの薬剤を使用するかは医師の判断となります。
一度の注射で治療が完了する場合もありますが、基本的には繰り返し注射することにより治療を進めていきます。

点眼麻酔を行い、角膜から3〜4mmの部位から注射をします。
注射当日より、抗生剤点眼での殺菌を、7日間程度していただく必要があります。
眼帯は不要ですが、可能であれば当日は自動車の運転をお控えください。
注射の効き目を確認する必要がありますので、定期的な通院が必要となります。

抗VEGF硝子体注射を要する主な疾患の例

加齢黄斑変性症(滲出型)

  • 糖尿病により網膜中心である黄斑部に血液成分が漏れ出しむくみを生じる疾患です。
  • 黄斑浮腫を生じると急激な視力低下や物がゆがんで見えるようになります。
  • 黄斑浮腫を放置すると永続的な視力障害を引き起こします。
  • 抗VEGF硝子体注射により血管透過性を抑制し、血液成分が漏れ出しにくくします。
  • 注射の効果が切れてくると黄斑浮腫が再発する場合があり、タイミング良く治療するためにも定期的な診察が大切です。
  • 注射をすることによりむくみを改善できますが、原因疾患である糖尿病のコントロールも併せて治療していく必要があります。

網膜静脈閉塞に伴う網膜浮腫

  • 網膜の血管(静脈)が閉塞する(血管が詰まって血液が流れなくなる)病気です。
  • 血圧の高い50歳以上の方に起きやすい病気で、高血圧の治療も併用する場合があります。
  • 血管が詰まると血液の流れが妨げられ血管から血液成分があふれ出します。
    あふれた血液により眼底出血や網膜浮腫(むくみ)が引き起こされます。
  • 視野が部分的に欠けたり、浮腫が黄斑に起きると視力が低下します。
  • 網膜浮腫を放置するとむくみが増強し、強い視力障害や、永続的な視野欠損につながります。
  • 注射することによりむくみを改善できます。浮腫が再発し繰り返し注射が必要になる場合には、
    レーザーによる治療を併用する必要があります。

患者様の負担額

※保険適応となります。(負担割合や治療回数により異なります。)

  • 1割負担 … 約15000円前後
  • 3割負担 … 約45000円前後